Seeed K.K.の松岡です。
SeeedのJetson製品の種類が分かりにくかったので、本社担当者に確認しつつ、カタログとSeeed社内資料から一覧表を作りました。
SeeedのJetson製品一覧表
縦軸に製品シリーズ、横軸にNVIDIA Jetsonモジュールで表にしました。
表内は製品名の一部です。 たとえば、reComputer Jetson IndustrialシリーズのOrin NX 16GBは、実際の製品名は「reComputer Industrial J4012」ですが、「Industrial J4012」と書いてあります。
灰色のreComputer Jetson SuperシリーズとreComputer Jetson Roboticsシリーズは未だ発売していません。カタログに「Releasing By 2025.Q2」とあるので、夏頃には購入できるのではないかと思います。
黄色のreServer Industrial J501 Carrier boardはキャリアボードのみの製品です。Jetson AGX Orinモジュールやケースは含まれていないのでご注意を。
あと、Jetson Orin Nano/Orin NXのSuper Mode対応について緑色と赤色で記しました。緑色はSuper Modeを利用することができます。赤色は未サポートです。
reComputer Jetson Classicシリーズ
開発者が卓上で使う、標準的な機種です。
キャリアボードによってインターフェースの違いがあります。 たとえば、reComputer J401はUSBポートが4つですが、reComputer J401BはUSBポートが2つと少ないです。しかし、reComputer J401BはMini-PCIeが使えるようになり、LTEモジュールを追加してセルラー通信することが可能です。
reComputer Jetson Superシリーズ
Jetson Orin Nano/Orin NXのSuper Mode対応した機種です。
reComputer Jetson Classicシリーズと比べて、若干、インターフェースが増えています。 Ethernetポートが2つとか。
reComputer Jetson Roboticsシリーズ
ロボティクス向けにインターフェースが多い機種です。
USBポートやCANポートが充実しています。カメラシステムに使われているGMSLインターフェースもあります。
reComputer Jetson Miniシリーズ
移動ロボット向けの小型な機種です。
拡張ボードを追加してインターフェースを増やすことができます。
reComputer Jetson Industrialシリーズ
産業向けの機種です。
最大の特徴はファンレスです。故障の原因になりやすいファンを使わないことで、製品の故障を少なくしています。 工場や交通システムなど、高い耐久性と長時間稼働が求められる環境で使用できます。
reServer Jetson Industrialシリーズ
たくさんのカメラを一括で処理するような用途向けの機種です。
EthernetポートやGMSLインターフェースを複数持っています。
最後に
個々の製品については、Seeed wiki - NVIDIA Jetsonをご参照ください。
正直、資料が探しにくいのですが、、、NVIDIA Jetson > Getting Started
配下から見るのがオススメです。
変更履歴
日付 | 変更者 | 変更内容 |
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2025/5/16 | 松岡 | 作成 |