reTerminalでRaspberry Pi OS "bookworm"を動かす

Seeed K.K.の松岡です。
2023年10月10日にDebian 12(コードネーム"bookworm")ベースのRaspberry Pi OSがリリースされました。Raspberry Pi Imagerでも、デフォルトで"bookworm"が選ばれています。しかし、Seeedが提供しているデバイスドライバ(Seeedデバイスドライバ)が"bookworm"に対応していないので、reTerminalに"bookworm"を入れて動かすことができませんでした。
11月に入って、SeeedはSeeedデバイスドライバをアップデートしてreTerminalで"bookworm"ベースのRaspberry Pi OSが動くようになりました。よかったよかった。
そんなわけで、reTerminalのセットアップ手順を書いておきます。

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LoRaWANデバイス開発用ボード「Wio Tracker 1110」が登場

近年、Seeedが注力しているLoRaWANの開発用デバイスがリリースされます。 LoRaWANで開発してみたいというユーザーには必見です!

Wioシリーズに新たに追加されるのは、LoRaWAN対応「Wio Tracker 1110」です。 コンパクトなサイズと豊富なインターフェースを持ち、ArduinoとLoRaWANプロトコルスタックに対応しているため、Tracker用途やLoRaWANを使ったアイデアを実現するための最適な選択肢の一つになります。

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Round Displayを使ってデジタル万華鏡を作ってみた / Maker Faire Tokyo 2023

Seeed K.K.の中井です。

まだまだ暑い日が続いていますがそろそろ秋ですね。そう、今年もMaker Faire Tokyoの時期が近づいてきました。例年通り、Seeed株式会社は今年も出展いたします。

出展にあたりぼちぼち準備を始めようかと思っています。Maker Faireなのでご来場していただいた方々が気軽に電子工作に触れられるようなデモを何か作れないかなと考えていたところ、手元にあったRound Display for XIAOに目が留まりました。

これは使える!

そう考えた私はデジタル万華鏡を作ろうと思い立ちました。

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Seeed Studio XIAO ESP32C3のI/O割り付けに注意

Seeed K.K.の松岡です。
最近、Seeed Studio XIAO ESP32C3を使った某プロジェクトの回路を設計しました。基板を作って動かしてみると、なにもしていないのにLEDが点灯するとか、ファームウェアが書き換えできなくなるなどI/O割り付けに起因した問題がいくつか発生しました。
この経験で得られた知見を共有します。

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