Seeed K.K.の松岡です。
今朝は、わたしのいる北名古屋市でも雪がちらほら。寒いですね。
いつもお世話になっているソラコムからLTE-M Shield for ArduinoというArduino向けLTE-Mシールドと、弊社製品Grove Beginner Kit for ArduinoがバンドルされたIoT スターターキット for Arduinoが突然発売になったので、さっそく購入して試してみました。
LTE-M Shield for Arduino
Quectel製BG96モジュールが載ったXBee形状の基板と、XBee形状の基板をArduinoにガッチャンコするArduinoシールド基板、ロッドアンテナのセット商品です。(あ、あと1000円のクーポンが付いています。)
Arduino Unoや、その互換機、Arduinoシールド基板が取り付けれるマイコンボードと組み合わせることで、通信機能を持たないArduino UnoにLTE-M通信を加えることができます。言い方を変えると、、別途マイコンボードが必要です!!
IoT スターターキット for Arduino
LTE-M Shield for ArduinoにGrove Beginner Kit for ArduinoとSORACOM IoT SIM plan-D(データ通信のみ)をバンドルした商品です。
こちらの商品だと、別途マイコンボードが必要、、、ではありません。Grove Beginner Kit for ArduinoにArduino Uno相当が載っているからです。SIMも同封されているので、部品を追加購入せずにすぐに実験することができますね。
Grove Beginner Kit for Arduinoは、Arduino Uno互換マイコンボードのSeeeduino Lotus V1.1に、センサーや表示器など10個のモジュールが付いている商品です。個別に買い足す手間がかかりません。
また、専用のセットアップマニュアルやサンプルスケッチがあるので、コピペしただけで凄く出来るようになった気分になります短時間にスキルアップできます。
あえて注意すべきところ
セットアップマニュアルの出来がすばらしいのであまり補足するようなことは無いのですが、、、実際に触ってみて、「ここは」注意したほうが良い点を列挙しておきます。
1. SIMの入れ方
迷います。セットアップマニュアルの写真を十分確認して取り付けましょう。
2. BG96基板とシールド基板の接続
ピンがずれた状態でも差すことができてしまうので、慎重に取り付けましょう。取り付けた後も、ずれていないか何度も確認したほうが良いです。
3. BG96基板のジャンパと電源スイッチ
BG96基板のジャンパ設定と電源ONしないと動きません。パソコンとUSB接続する前に設定しておきましょう。
やり方は、セットアップマニュアルの最後の方、「ケース A. スケッチ実行時にモデム名が表示されない」に書いてあります。
オススメの追加パーツ
Grove Beginner Kit for Arduinoが紙箱に入ったまま、LTE-M Shield for Arduinoを差して動かすことができる(この使い方が一般的と思う)のですが、微妙にアンテナが紙箱にぶつかります。
なので、ちょっとアンテナ触ったり基板が揺れたりすると、BG96基板がコネクタから抜けて取れてしまいます。そもそも、XBeeで使われているこのコネクタ、抜けやすくて、、、過去に抜けてしまうことがありました。(ケースに密閉した基板で、クルマで運んだら振動で抜けてたとか。)
スペーサーとネジで1か所固定すると、グッと取り扱いやすくなるのでオススメです。(わたしは、スペーサーM3x7と樹脂ネジM3x15、樹脂ナットを使いました。)
変更履歴
日付 | 変更者 | 変更内容 |
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2020/12/16 | 松岡 | 作成 |