reComputer R1000 クリーンインストール

Seeed K.K.の松岡です。

reComputer R1000にRaspberry Pi OSをクリーンインストールする手順です。

事前準備

PCにrpibootとRaspberry Pi Imagerをインストールします。

  1. rpiboot

    Windowsの場合は、rpiboot_setup.exeをダウンロードして実行します。 その他の場合は、Set up the host deviceを参考にインストールしてください。

  2. Raspberry Pi Imager

    Install Raspberry Pi OS using Raspberry Pi Imagerからダウンロードして実行します。

reComputer R1000を接続

  1. USBブートにして起動

    BOOTスイッチをBOOT側にスライドして、reComputer R1000に電源を供給します。

    正常に起動すると、PWRとCOM3のLEDが点灯します。

  2. rpibootを起動

    rpibootを起動します。

    正常に起動すると、「Waiting for BCM2835/6/7/2711/2712...」という表示で待機状態になります。

  3. reComputer R1000をPCに接続

    reComputer R1000のUSB Type-C(ラベルはUSB1)とPCをUSBケーブルで接続します。

    すると、rpibootが次の処理に進んで、再度にウィンドウが閉じられます。

OSをインストール

Raspberry Pi Imagerを起動して、Raspberry Pi OSをreComputer R1000へインストールします。

Raspberry Piデバイスの選択はNo filteringを選びます。reComputer R1000やRaspberry Pi Compute Module 4が無いので。

ヘッドレスで使うならLiteを入れるのが良いでしょう。わたしはRaspberry Pi OS Lite (64-bit)をインストールしました。

通常ブートにして再起動

OSのインストールが終わったら、reComputer R1000を通常ブートさせます。 PCと接続していたUSBケーブルを外して、BOOTスイッチをBOOTの反対側にスライドしてから、reComputer R1000を電源抜き差しして再起動します。

ドライバをインストール

reComputer R1000固有のデバイスドライバをインストールします。 gitコマンドでツールをダウンロードして、reTerminal.sh --device reComputer-R100xを実行します。 最後に、OSをリブートしてください。

$ sudo apt update && sudo apt install git
$ git clone --depth 1 https://github.com/Seeed-Studio/seeed-linux-dtoverlays
$ cd seeed-linux-dtoverlays
$ sudo ./scripts/reTerminal.sh --device reComputer-R100x
$ sudo reboot

変更履歴

日付 変更者 変更内容
2024/7/30 松岡 作成