こんにちわ、Seeed Userの@tatsu1225です。 松岡さんにお誘いいただいて、Seeed KKさんのエンジニアブログに寄稿させて頂くことになりました。
というわけで、第一発目のネタは最近見つけた3.3Vでも動くキャラクタLCDの話。
実は昨年、こんなアドベントカレンダーを書きました。
マイコン触ってる人なら一度は触るキャラクタLCD!! SeeedさんからもGroveモジュールに対応したLCDモジュールが販売されてるんですが、5V駆動な品なんですよね。 結果として、上記のようにWioNodeで5V系のGroveモジュールを使えるように改造してみたのが去年の話。
そんなことをしてたら、いつの間にか3.3V/5VどちらでもいけちゃうGroveのLCDモジュールが出てたのでゲットして動かしてみました!
で、でたー!3.3Vでも5Vでも駆動なLCDモジュール
スイッチサイエンスさんほかで見っけました!3種類あるようで以下のラインナップみたい。
以前からあるLCDは5V駆動に限定,RGBなバックカラーで2000円ぐらい!に対して,バックカラーは固定色な代わりに3.3v/5vどちらでもOK!800円ぐらい。と良い感じにコストダウンされてます。 お値段やすくなったのも嬉しいんですが、3.3V駆動のマイコンボードが増える中での3.3v/5v対応は嬉しい。やったぜ!
動かすのは5V LCDとほぼ同じでおk!WioNodeでも動作を確認できたぞ
WioNodeで動くキャラクタLCDの登場は地味に熱いです。 OLEDの液晶モジュールでも似たような事はできるんですが、画面も文字も小さいし、お値段が倍違うからなー。
WioNodeで動かす場合は、Wioアプリから「LCD RGB Backlight」で制御可能です。 本来はフルカラータイプのキャラクタLCDを制御するものですが、文字列の表示などのAPIは同様に動きます :-)
おっしゃ、動いたー!!1
Seeduinoでも動かしてみた
SeeeduinoでもWioNodeと同様に「LCD RGB Backlight」のライブラリで制御可能です。 ただし、SetRGB()などのRGB color APIは動作しないので注意してください。(そもそもフルカラーなバックライトが無いのであたり前ですね)
詳しい動かし方は、Seeed Wikiを見てね!
おっしゃ、こっちも動いたー!!1 Seeeduinoには電源電圧を5Vと3.3Vに切り替えるスイッチがついていますが、どちらに切り替えてもLCDはバッチリ動作しました。本当に3.3Vで動くんだなー。嬉しい。
古いrevだとI2Cのプルアップ抵抗がついてないみたい。要半田付けによる改造を!
そうそう、既に解消されてるかもなんですが、古いリビジョンのGrove-LCDにはI2Cのプルアップ用の抵抗がついていません。 これは本来、Grove-LCD側に実装しておかないといけない抵抗なんですが、初期のリビジョンのモノはついてないんですよねー。Seeed Wikiにも記載されています
(抵抗なしでも動く事もあるようなんですが、私がWioNodeと組み合わせて使った時は意図した通りに動かない事がありました。
というわけで、ご覧のように10kΩの抵抗をサクッとつけましょう!
記事書きながら思ったんですが,赤背景・黒文字のLCDの場合,バックライトの赤をON/OFFできるとメッチャ使い勝手があがりそう。 アラート上がった時だけ赤くバックライト光らせてインジケートさせるとか。FA系の液晶パネルを思い出しますね。どうなんだろう、現状できるのかな?気になります。(買わなきゃ)
というわけで、3.3V/5Vどちらでも動くGroveのキャラクタLCDが登場していたぞ!という話題でした。
3.3vで動くとRaspberryPiやMbedなどでも動かせそうで良い感じですね。そのうち、他のボードでも試してみたいと思ってます。
変更履歴
日付 | 変更者 | 変更内容 |
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2019/11/29 | @tatsu1225 | 作成 |