Seeed K.K.の松岡です。
Wi-Fiが使えるXIAO、Seeed Studio XIAO ESP32C3に技適マークが付いて、日本国内にぼちぼち流通し始めました。「日本で使えるようにできてよかったー」という感じです。
Seeed Studio XIAO ESP32C3については別記事を書くこととして、、、今回は、いろいろと出ているSeeed Studio XIAOシリーズのラインナップがまとめられたサイト、Seeed Studio XIAO Seriesを紹介します。
製品名の変更
あ、その前に。
Seeed Studio XIAOシリーズの製品名が体系的になっておらず分かりにくい状況でした。混乱を招いてしまい申し訳ありません。製品名を変更しましたので、製品名で検索するときなどご注意ください。
Seeed Studio XIAOシリーズのサイト
Seeed Studio XIAOシリーズは、ずばり、ここで分かります。
Seeed Studio XIAOシリーズとは、18mm x 21mmの小さな基板に、MCU(マイクロコントローラ)とPMIC(パワーマネージメントIC)、USB Type-Cを搭載した開発ボードのラインナップです。
XIAOシリーズの特徴は、
- 安い
- 小さい
- ブレッドボードで使える
- 複数のハードウェアI/O
- Wi-FiやBluetooth LE通信
- Arduino IDEで開発できる
- 表面実装可能
- 1個でも購入できる
です。
わたし的には、パッと使えて(ブレッドボード併用、Arduino IDE)、さらに100台くらいのちょっとした少量量産でもそのまま利用できる(安い、小さい、表面実装)ところがいいなと思います。
また、これは一長一短ではありますが、MCUは1種類ではなくて、いろんなMCUのものがあるので用途に適したものを選ぶことができます。(複数種類を担当させられるソフトウェア開発者は辛いところではありますがw)
5種類のSeeed Studio XIAO
現在、販売しているSeeed Studio XIAOのMCUラインナップは5種類あります。
- Seeed Studio XIAO SAMD21
- Seeed Studio XIAO RP2040
- Seeed Studio XIAO nRF52840 / Seeed Studio XIAO nRF52840 Sense
- Seeed Studio XIAO ESP32C3
Seeed Studio XIAO nRF52840 SenseはSeeed Studio XIAO nRF52840にマイクロフォンとIMU(6軸慣性計測ユニット)が追加されているだけです。ここは、1種類と考えて良いでしょう。
それぞれの製品は、名称に書かれているMCUを実装しています。Microchip SAMD21やRaspberry Pi RP2040など。
違いを詳しく知りたいときは、Seeed Studio XIAOシリーズのサイトにある比較表(Seeed Studio XIAO Series Comparison Table)が情報整理されて良い感じに書かれています。
どうやって選ぶのか?
「比較表が難しすぎてわかんないよー」という方もいるかと思います。
そんな方のために、わたしの選び方はというと、、、
- Wi-Fi使う ... ESP32C3
- BLE使う ... 省電力ならnRF52840、ほどほど電力で良いならESP32C3
- LiPo充電機能必要 ... ESP32C3
- とにかく安く ... RP2040
という順に決めています。ESP32C3推しですねw
Seeed Studio XIAO ESP32C3が使えない事情というと、、、USB-OTG使いたいとか、Tiny ML使いたいときぐらいでしょうか。
変更履歴
日付 | 変更者 | 変更内容 |
---|---|---|
2022/8/18 | 松岡 | 作成 |