LoRaWANデバイス開発用ボード「Wio Tracker 1110」が登場

近年、Seeedが注力しているLoRaWANの開発用デバイスがリリースされます。 LoRaWANで開発してみたいというユーザーには必見です!

Wioシリーズに新たに追加されるのは、LoRaWAN対応「Wio Tracker 1110」です。 コンパクトなサイズと豊富なインターフェースを持ち、ArduinoとLoRaWANプロトコルスタックに対応しているため、Tracker用途やLoRaWANを使ったアイデアを実現するための最適な選択肢の一つになります。

Features
  • Nordic SemiconductorのnRF52840とSemtechのLR1110を採用
  • GNSS/Wi-Fi/Bluetoothで、屋外/屋内の位置測位が可能
  • オンボードアンテナを搭載
  • Arduino IDEで開発ができすぐにプロトタイピングが可能
  • 温湿度、3軸加速度センサーを標準搭載
  • Groveシステムに対応し柔軟な拡張が可能

クレジットカードサイズのデバイスも

また、Wio Tracker 1110と並行して開発がすすめられたのが、「SenseCAP T1000」です。オープンソースであるWio Tracker 1110と同じアーキテクチャで開発され、オープンソースの醍醐味を具現化する取り組みを行いました。

クレジットカードサイズのコンパクトにまとまったTrackerは、Wio Tracker 1110と同様に屋内・屋外問わず位置測位を実現します。

また、過酷な環境に耐えれるように設計されていて、動作温度範囲は-20℃~60℃、IP65等級の防水・防塵性能があります。そのため利用場所を選ばず、生鮮食品の輸送、モビリティの位置把握、登山者の見守りなど、様々なアプリケーションに適用します。

youtu.be

まとめ

海外と比べると国内のLoRaWAN利用はまだ少なく、使いづらいと感じてしまうかもしれませんが、広範囲に電波が届くのでゲートウェイ1台を設置すればある程度の範囲をカバーして利用することができます。 LoRaWANが気になっている方は、是非入手してみてはいかがでしょうか。リリースはまもなくです!

また、このようなLoRaWANに対応した製品を「LoRaWAN Live: Tokyo 2023」でご紹介します。Seeedブースでは、近年注力してきたSenseCAPシリーズを中心に最新のデバイスを展示予定です。

LoRaWAN Live: Tokyo 2023

LoRaWAN Liveは、LoRa Allianceが主催する公式のイベントになります。 LoRaWANに関する最新の取り組みや事例、デバイスなどが発表されます。

イベント名LoRaWAN Live: Tokyo 2023
日程2023年10月11日、12日
会場ヒルトン東京 (東京都新宿区西新宿6丁目6番2号)
出展名Seeed Studio

参考リンク

変更履歴

日付 変更者 変更内容
2023/9/8 mnakai 作成