Wio 3GやWio LTE M1/NB1(BG96)のデバッグができるArduino Pro IDE

執筆時点ではベータ版 (バージョン0.0.6) がリリースされているArduino Pro IDEですが、気になる機能を搭載しているので早速使ってみました。

追記
  • バージョン0.1.0ではデバッグ不可
  • バージョン0.1.2ではデバッグ可能 (SeeedJP STM32 Boards by Seeed K.K.: 1.5.0)
  • バージョン0.1.3ではlaunch.jsonを設定する事でデバッグ可能 (SeeedJP STM32 Boards by Seeed K.K.: 1.5.0)

Arduino Pro IDEの新機能

f:id:mnakai:20200528154816j:plain

デバッグができるようになることも嬉しいことですが、入力途中の内容を自動的に補完してくれるオートコンプリート機能や、Go to Definitionなどの機能も備わっているのです!(非常に助かる!いちいちヘッダーファイルを開いて派生元をたどって、、という作業から解放されます!!)

続きを読む

micro:bit(マイクロビット)用のビジュアルプログラミング環境でGroveモジュールを使う 〜マイクロビット用Grove Inventor キット〜

Seeedさん社内の人ではなくユーザという立場ですが、本ブログで記事を書かせていただくことになりました豊田(@youtoy)です。

今回、プライベートの活動(技術系コミュニティの活動や子ども向けのプログラミングサポートの活動)でよく利用している、下記の製品「マイクロビット用Grove Inventor キット【SKU 110060762】」を紹介させていただきます。

f:id:youtoy:20170616141604j:plain

続きを読む

Seeeduino XIAOをPlatformIOで開発

Seeed K.K.の中井です。

今回はSeeeduino XIAOをPlatformIOでArduinoフレームワークを利用した開発ができるようにリポジトリが準備されましたので、セットアップ手順をご紹介します。

尚、本記事の内容については公式にサポートするものではありませんので、お問い合わせいただいてもご対応できませんのでご注意ください。

f:id:mnakai:20200508152005j:plain

続きを読む

Wio Terminalがやってきた

Seeedの坪井です。最近、技適マークも付いたWio Terminalについてまとめてみます。

f:id:ytsuboi:20200510103916j:plain

www.seeedstudio.com

Wio Terminalは、Seeedが4月に発売した液晶と無線LAN、BLEを積んだCortex-M4 with FPUなMicrochipのSAMD51の筐体入りの開発ボードです。 無線LANは、よくある2.4GHz対応だけでなく5GHzにも対応している点が特徴で、 RealtekのRTL8720DNというチップを使っています。 RTL8720DNもマイコン入りのチップですが、Wio TerminalのメインMCUであるSAMD51からUARTを通じてATコマンドで通信をするように作られています。このATコマンドはESP互換だそうです。

Wio Terminalにはバッテリーは内蔵されていません。これは、全ての方がバッテリーを必要とするわけではなく、使わない方にとってはバッテリーは邪魔であるという事情によります。バッテリーで運用したい方は、Battery Chassisをオプションとして用意していますので、こちらもご検討ください。Groveコネクタも6つ増えます。

日本の流通では、Battery Chassisには電源スイッチを付け設計を改めたものを発売予定です。

どこで売っているのか

秋月電子通商 トップページ - 電子部品・半導体 【通販・販売】 [M-15275]

Wio Terminal / 102991299 共立エレショップ

Wio Terminal - スイッチサイエンス

Wio Terminal 102991299|電子部品・半導体通販のマルツ

SeeedのECサイトであるBazaarでも販売をしていますが、現在は物流の状態があまり良くないのでお届けまでに時間を要してしまいます。ですので、国内の販売店さんからお買い上げいただくことをお勧めします。

Blogなどにまとめてくださっている記事は「Wio Terminalドキュメントガイド」で纏めさせていただくことにしました。 seeedjp.github.io

続きを読む