Seeed K.K.の松岡です。
Wio TerminalをAzure IoTに接続するサンプルコード、wioterminal-aziot-exampleをリリースする都度、お手軽に書き込みできるようにビルド済みの.uf2ファイルをReleaseに添付しています。毎回、.binファイルを.uf2ファイルに変換するPythonプログラムuf2conv.pyをダウンロードしてWSL2でpython3 uf2conv.py -c -b 0x4000 -o xxx.uf2 yyy.bin
を実行していますが、ちょっと面倒です。そこで、.binファイルを.uf2ファイルに変換するWebサイトを作ってみました。
Webサイトで.binを.uf2に変換
Webサイトの使い方です。
https://seeedjp.github.io/uf2/
- アドレスを入力します。Seeeduino XIAOは
0x2000
、Wio Terminalは0x4000
と入力してください。 Load .bin
をクリックして、.binファイルを選択します。- 画面下部に、読み込んだプログラムのサイズが表示されます。
Save .uf2
をクリックして、.uf2ファイルを保存します。
何故、.binファイルを.uf2ファイルに変換するの?
.uf2ファイルにしておくと、特別なツール(Arduino IDEとか)が無くても、プログラムをSeeeduino XIAOやWio Terminalに書き込むことができるからです。
Seeeduino XIAOやWio Terminalには、UF2 Bootloaderというブートローダーがあらかじめ書き込んであります。これらのデバイスでブートローダーモードに切り替える(リセットを素早く2回やるやつ)と、USB接続しているPCにドライブが表示されます。このドライブに.uf2ファイルをコピーすると、プログラムがデバイスに書き込みできるようになっています。(参考)
何故、アドレスは0(ゼロ)ではないのか?
.binのプログラム(バイナリ)を配置するアドレスを入力します。Seeeduino XIAOやWio Terminalは、先頭にブートローダー(UF2 Bootloader)があるので、その後ろに配置します。
Seeeduino XIAOは0x2000、Wio Terminalは0x4000に配置するようコンパイルされているので、これを指定します。
変更履歴
日付 | 変更者 | 変更内容 |
---|---|---|
2021/3/29 | 松岡 | 作成 |