Seeeduino XIAOのRTCの精度を確認してみた

Seeed K.K.の中井です。

Twitterを見ていたところ、たまたま「Seeeduino XIAOのRTCの精度が悪い」というツイートを見つけました。 すこし気になったので製品ページなどを確認してみましたが精度に関する記述がありませんでした。 早速、精度を確認してみました。

はじめに所有しているロジアナでRTCの精度を簡易的に測定してみましたが、 (1).短時間での計測となる、(2).測定器自体の誤差、という課題もあり、 納得のいくデータを取得することができませんでした。

やはりRTCの精度を計測するにはタイムサーバとの比較ですね。 計測開始時の時刻をあわせておき、24時間程度放置した後に時刻のズレを確認します。 ところがSeeeduino XIAOはネットワークインタフェースを持っておらず、単体ではタイムサーバと時刻合わせができません。

結局Seeeduino XIAOにEthernetモジュールを接続して計測することにしました。

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reTerminalのCompute Module 4を入れ替える

Seeed K.K.の松岡です。

Twitterでは時々呟いていますが、エンジニアブログは久しぶりです。4/15以来、3ヶ月ぶり。どーもどーも。

ようやくreTerminalが出荷開始されました。reTerminal何?という方は、こちらをご覧ください。

reTerminal カテゴリーの記事一覧 - Seeed K.K. エンジニアブログ

とはいえ、まだ生産台数が少ないので、ほとんどの方は届いていないと思います。届いた方はラッキーですね。わたしの手元には1台だけ届きました。ただ、現時点では未だ工事設計認証(いわゆる技適)を得ていないので、そのまま日本で使うわけにはいきません。そこで、内蔵している無線搭載版Compute Module 4を無線非搭載版Compute Module 4に交換して動かしてみたいと思います。

2021/10/15に技適マークの付いたreTerminalの販売を開始しました。
[速報] reTerminal日本国内販売開始 - Seeed K.K. エンジニアブログ

左が無線搭載版Compute Module 4、右が無線非搭載版Compute Module 4。 f:id:matsujirushix:20210712111338p:plain

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ReButtonをアップデートして新しい機能を使う

Seeed K.K.の中井です。

前回の記事の続きです。

lab.seeed.co.jp

前回の記事ではReButtonのファームウェアに依存しない利用方法を説明しました。 文末にも書きましたが、現在の最新のファームウェアはv1.11です。v1.0v1.11までにいくつか有効な機能が追加されています。

この記事では、ReButtonのファームウェアをアップデートし、それらの機能の利用方法について説明していきます。

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ODYSSEY-X86J4105の拡張ピンヘッダを使ってみた

Seeed K.K.の中井です。

小型PCであるODYSSEY-X86J4105を入手したので、早速どんなものか使ってみました。

CPUはIntel Celeron J4105が載っており普通に使う分にはデスクトップPCとかわらずですが、 なんとこの基板にはSAMDが載っているのです!! Seeedらしいなぁと思いながらArduinoならGroveでしょ?と、使えそうなGroveを掘り起こしてつなげてみました。

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