ReButtonをAzure IoT Centralで可視化

Seeed K.K.の中井です。

2019年7月に発売が開始されたReButtonですが、 公式ドキュメント通りにAzure IoT Centralを設定しようとすると記述と異なる部分がありました。 ドキュメントがリリースされた後にAzure IoT Centralがバージョンアップしているため、更新が追いついていないようです。

ということで、この記事では現在のAzure IoT CentralにReButtonを登録(紐づけ)し、 ボタンイベントを可視化するところまでをやってみました。

公式のReButtonのドキュメントはコチラです。

seeedjp.github.io

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Wio TerminalでシンプルなWebサーバーを動かす

Seeed K.K. の中井です。

2.4インチ、320 x 240ピクセルのLCDが搭載されているWio Terminalですが、離れた場所からスマホなどで状態を確認したい・制御したいということはないでしょうか? Wio TerminalにはWi-Fiも搭載されているので、Webサーバーを構築してWi-Fi経由でアクセスする方法をご紹介したいと思います。

eRPCファームウェア用のライブラリ「Seeed_Arduino_rpcWiFi」には、WebServerクラスを収録しています。 このライブラリを使うことでシンプルなWebServerを実装することができます。 今回はLEDを点灯・消灯することができる簡易なサーバーを実装してみました。

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「基礎から学ぶ組み込みRust」を読んで、Rustのコードを書いてみた

Seeed K.K.の中井です。

4月20日に発売された「基礎から学ぶ組込みRust」ですが、動作確認用のマイコンに「Wio Terminal」が採用されているということで、さっそく購入して実践してみました。

実は密かにRustに興味をもっていたので、仕事でRustに触れるいい機会だと思いポチっていました。 本書中にも記載がありましたが、Linuxのシステム記述言語として採用する動きがあるという記事を見てそろそろやらないとと思っていたのです。 Wio Terminalを採用していただいた中林さん、井田さんに感謝です! また、本書と一緒にWio Terminalをご購入いただいている読者も多くいるようで嬉しい限りです!

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Raspberry Pi Compute Module 4を採用した新製品「reTerminal」を発表

本記事は、Seeed Blog「Seeed Unveils Its First Raspberry Pi-powered Human-Machine Interface Device」の翻訳です。

2021年4月15日にreThingsファミリの新製品「reTerminal」が発表されました。 reTerminalは、産業用途向けのHuman-Machine-Interface(HMI)として利用できるデバイスです。 次世代のHMIをもたらすことを目指して開発されたreTerminalは、 Raspberry Pi Compute Module 4をコアに採用し、その機能をフルに活用できるように設計されています。 このデバイスを使うことで、既存のHMIアプリケーションの進化を助け、また新しい様々な用途に展開する準備が整います。

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