Raspberry Piで産業用microSDのS.M.A.R.T.機能を使ってみた。

こんにちは。やっぱりSBCはeMMCが載っているのが好きな坪井です。

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でも、Raspberry Pi Compute Module 3+はメモリが1GB。8GBラインナップまであるRaspberry Pi 4 Model Bを使いたいときはあります。そんなときは、せめて信頼性の高いmicroSDカードを使いたいものですね。

そんなことを考えていたところ、ねむいさんのぶろぐで、TranscendさんのUSD230Iシリーズを知りました。しかもAmazonで買えちゃいます。この製品は、「SLCモード」で耐久性を高めているうえ、S.M.A.R.T. (Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology)というHDDとかSSDでお馴染みの自己診断機能も積んでいます。「SLCモードってなんだ?」って私と同様に思った方は、このtogetterをご覧ください。

www.amazon.co.jp

もともとインフラ屋をしていた坪井としてはS.M.A.R.T.サポートがツボに入ったので、TS32GUSD230Iを会社に領収書出して即買いしてしまいました。そこで、今回はRaspberry Pi 4 Model Bにこいつを装着してストレージの自己診断ができるRaspberry Piを作ってみたいと思います。

あ、TranscendさんのmicroSDが売れてもSeeed的には一円の売上にもなりませんので、せめてRaspberry Piの宣伝をさせてくださいm(_ _)m

www.seeedstudio.com

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Wio LTE Cat.1 + FreeRTOS

Seeed K.K.の松岡です。
ブログ久しぶりに書きます。最後に書いたのは4/28なので、約1.5ヵ月ぶり。
Wio LTE Cat.1、発売開始から2年以上経っていますが、いまだに根強い人気で多くの方にご利用いただいておりますありがとうございます。

seeedjp.github.io

Seeed K.K.では、手軽に開発ができるようArduinoプラットフォームを提供しています。(MbedやC#はどうなったんだというのは忘れてください) 最近はお試しのフェーズから実用のフェーズに移ってきたようで、スレッド/タスクを立ててコード可読性を良くしたいとか、平行に実行したいという話を聞くことが多くなりました。

そこで今回は、Wio LTE Cat.1でFree RTOSを動かす方法を紹介します。

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Wio 3GやWio LTE M1/NB1(BG96)のデバッグができるArduino Pro IDE

執筆時点ではベータ版 (バージョン0.0.6) がリリースされているArduino Pro IDEですが、気になる機能を搭載しているので早速使ってみました。

追記
  • バージョン0.1.0ではデバッグ不可
  • バージョン0.1.2ではデバッグ可能 (SeeedJP STM32 Boards by Seeed K.K.: 1.5.0)
  • バージョン0.1.3ではlaunch.jsonを設定する事でデバッグ可能 (SeeedJP STM32 Boards by Seeed K.K.: 1.5.0)

Arduino Pro IDEの新機能

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デバッグができるようになることも嬉しいことですが、入力途中の内容を自動的に補完してくれるオートコンプリート機能や、Go to Definitionなどの機能も備わっているのです!(非常に助かる!いちいちヘッダーファイルを開いて派生元をたどって、、という作業から解放されます!!)

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micro:bit(マイクロビット)用のビジュアルプログラミング環境でGroveモジュールを使う 〜マイクロビット用Grove Inventor キット〜

Seeedさん社内の人ではなくユーザという立場ですが、本ブログで記事を書かせていただくことになりました豊田(@youtoy)です。

今回、プライベートの活動(技術系コミュニティの活動や子ども向けのプログラミングサポートの活動)でよく利用している、下記の製品「マイクロビット用Grove Inventor キット【SKU 110060762】」を紹介させていただきます。

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