Seeeduino Nanoを使ってみた

こんにちは、Seeedの坪井です。

この前、「USB Type-Cに必要な終端抵抗」という記事で言及したSeeeduino Nanoを、自分のMacBookのOSをmacOS Catalinaにした後の機能検証ついでに使ってみました。そう、Seeeduino NanoのレセプタクルはUSB-Cですので、MacBookのUSB-Cと両端USB-Cのケーブルで接続することができます。

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ReButtonのAzure IoT Centralを速攻でセットアップする方法

Seeed K.K.の松岡です。
2018年10月からマイクロソフト社のイベントIoT in Actionでノベリティとして配布され、日本でも2019年7月から購入できるようになったReButton
Azure IoT CentralとAzure IoT Hubに通知するファームウェアがプレインストールされているので、購入後、電池を入れて、Web画面からWi-FiとAzure接続情報を設定するだけでAzureと連携できます。Azure IoT Centralを使えば、格好いいグラフもパッと表示されます。すばらしい。

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USB Type-Cに必要な終端抵抗

こんにちは、Seeedの坪井です。

最近、個人的にUSB-Cの自作キーボードの基板を買ったのですが、これをUSB-CのiPad Proに両端がUSB-Cのケーブルで接続すると認識させられないということがありました。試しにType−CとType−Aのケーブルを使って接続すれば認識をします。これは終端抵抗が付いていないUSBデバイスにありがちな挙動です。

これまではUSBのホスト側とデバイス側では、Type-AとType-Bといった具合に異なる形状のコネクタが採用されていました。しかし、Type-Cはホストもデバイスも同じコネクタですので、コネクタそのものではホストなのかデバイスなのか区別が付きません。Type-CにはConfiguration Channel (CC)という信号線があり、コネクタの方向によってCC1とCC2いずれかのピンを使います。デバイス側のコネクタは、UFP (Upstream Facing Port)、つまり上流に向き合うポートと呼ばれます。このUFPは、CC1ピンと CC2ピンの両方をそれぞれRdプルダウン抵抗を介してGNDに接続することと決まっています。5V 1.5Aあるいは3AのUSB-C供給電源を使う場合、このRdプルダウン抵抗の値は5.1 kΩ ± 10%です。

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